空対地ミサイル「Kh-29L」(AS-14)
ソ連のモルニヤ設計局によって開発した空対地ミサイルです。NATOコードネームのAS-14としても知られています。Kh-29は主に以下の種類があり、1980年代から現在に至るまで様々なバリエーションが生み出されてきました。インド空軍博物館には、セミアクティブレーザー誘導のKh-29Lが展示されていました。
名称 | 誘導方式 | 射程 |
---|---|---|
Kh-29L | セミアクティブレーザー | 10km |
Kh-29ML | ? | |
Kh-29T | パッシブTV | 12km |
Kh-29TE | 30km | |
Kh-29MP | アクティブレーダー | 12km |
Kh-29D | パッシブ画像赤外線 | ? |
カナード翼と安定翼の間に操舵翼がありますね。
後部
固体燃料ロケットモーターのノズル
シーカー部
操舵翼の取付部
懸架装置もかっこいい
アメリカで言えばAGM-65「マーヴェリック」ミサイルとよく比較されますが、全体のサイズと弾頭重量はこちらの方がかなり大きくなっており、どちらかといえば建造物等への攻撃に適しているとされます。