91式爆弾用誘導装置「GCS-1」

「GCS-1」は航空自衛隊の爆弾用誘導装置です。ASM-1やASM-2等の対艦ミサイルによって損傷した敵艦船に対する攻撃に用いられます。

誘導装置には放射状レティクルスキャン方式の赤外線シーカーが用いられており、TV誘導やセミアクティブレーザー誘導が一般的な誘導爆弾においては珍しいタイプと言えるでしょう。誘導に必要なレーザーデシグネーター等が不要、いわゆる撃ちっ放しであるために母機がすぐに離脱できるというメリットがあります。500ポンド爆弾「Mk.82」に搭載されるI型と、340キロ爆弾「JM117」に搭載されるII型があります。

91式爆弾用誘導装置「GCS-1」

爆弾の前方に取り付けられているのが「GCS-1」

91式爆弾用誘導装置「GCS-1」

赤外線シーカー部

91式爆弾用誘導装置「GCS-1」

尾部はMk.82そのまんまです。

91式爆弾用誘導装置「GCS-1」

弾体部の印字

91式爆弾用誘導装置「GCS-1」

誘導装置部の印字

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